先日TVで「いのちのうた2012」という番組が放映されていました。
広島からの中継で、広島原爆の日(平和の日)、長崎原爆の日(平和の日)の
意義をとどめた素晴らしい番組でした。
1曲目に広島出身の扇ひろこさんが美空ひばりさんの『一本の鉛筆』を歌われ
番組がスタートしました。
♪一本の鉛筆があれば戦争は嫌だと私は書く…
八月六日の朝と書く 一本の鉛筆があれば 人間の命と 私は書く…♪
平和への願いが切々と伝わって参りました。
「音楽で世界を平和に」との心を込めたお一人お一人の歌唱が続き
『それゆけカープ』を大合唱となりました。
思えば広島に原爆が投下された昭和20年8月6日から30年目の昭和50年8月
私はTVの公開番組の収録で広島に参りました。
何度目かの広島でのステージ。
その年は広島カープがとても強く、町中が盛り上がっていて、初めての優勝を
飾った年です。
私は戦後30年目にカープが優勝した事にとても不思議な因縁を、そして深い意味の
ある事なんだな と感じていました。
それからもう37年。
広島・長崎に原爆が投下されてからは67年。
世界ではまだ全人類の祈りである戦争の完全終結が達成されていません。
一刻も早く、一刻も早く戦争が終わりますように。
二度と人類が原子爆弾を使いませんように。
本当の平和が訪れますように。
と私も心から祈らずにはおられません。
私の父はアメリカの人で、朝鮮戦争で戦死しました。
毎年8月にはテレビで戦争体験や検証の番組が放映されます。
戦争ほど愚かなものはないと心の底から思います。
又、日本は昨年の原発事故で、全く罪のない人達が放射能の影響にさらされ
不安をかかえておられます。
小さな子供達の未来もとても心配です。
地球が、人類が、安全で安心して暮らせる文明が、今こそ求められている。
若い世代の方達に平和の思想、哲学を伝えていく役割・使命が私たち大人には
あるんですよネ。
身近な事から思いやりの心を、優しい心を、皆で広げてゆきたい。
権力や財産よりも、何よりも人を慈しみ、愛する想いの素晴らしさ、大切さを
伝えてゆきたい。
私もそう思って自分に出来る事から一歩一歩進んで参りますね。
リンダ
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